サンプルをそのまま、前処理や試薬を使わず、数十秒で成分分析することができます

近赤外分析装置を使用することで、サンプルをそのままの状態で測定できます。サンプルの前処理や試薬は不要で、さらに所要時間もわずか数十秒です。これは消耗品や廃液処理といったコストの削減にもつながります。
※サンプルの形状によっては前処理が必要な場合もあります

近赤外分析の5大メリット

1.  分析作業の効率化
2. 分析作業の時間短縮
3.  試薬や溶媒コストの削減
4. 分析担当者のスキルに依存しない分析結果
5. 工場間での共通検量線による分析法の標準化

各分野における利用例

製粉・製パン業界向け近赤外分析装置

スペクトラスターXT-Fは製粉・製パン業界向けに開発された近赤外分析装置です。小麦粉、小麦をアットラインまたはラボにおいて、1分以内に正確に分析するために設計されています。密閉型ケースとタッチスクリーン操作を採用しており、製粉業者様や製パン業者様向けに、入荷した小麦の品質検査、焼き戻し工程の監視、最適な製粉条件を抽出するための工程評価、原料の認定など、導入後すぐに使用できる近赤外分析装置です。

製粉業者様における導入のメリット

• 入荷した小麦、乾燥した小麦が予定通りの等級であるかの品質保証を迅速に実施できます。
• 製粉工程のインプロセス試験により、小麦粉の歩留まりを向上させ、正確なデータを提供し、グレード仕様に合わせたブレンドの最適化を図ることができます。
• 最終製品の検査により、エンドユーザーの要求事項への適合性を確認することができます。

製パン業者様における導入のメリット

• 入荷した原料や加工中の原料について、組成と機能性（吸水性、澱粉損傷、レオロジー特性）の両方をテストすることができます。
• 一貫した組成と品質を確保することで、生産上の問題を減らし、最終製品の品質を向上させることができます。
• スペクトラスターXTシリーズの操作には、直感的な操作が可能なグラフィカル・インターフェース、そしてデータ管理用に信頼性の高いSQLデータベースを組み込んだソフトウェアパッケージUScan（ユースキャン）を搭載しています。使いやすさを最優先に設計されているため、日常操作のトレーニングは15分で完了し、誰が操作しても正確な分析結果を得ることができます。
• スペクトラスターXT-の特許であるTRUE ALIGNMENT® Spectroscopy（TAS）は、使いやすい技術で、装置のキャリブレーションを認定光学標準に正確に合わせ、監視し、長期間にわたり、分析装置間で信頼できる結果を得ることができます。

特徴

• 数百から数千のサンプルをもとに作成された検量線ライブラリを活用することで、入荷した原料やグラブサンプルの重要な品質パラメータを検証することができます。
• コンピュータ内蔵型のスタンドアローン設計のため、設置するだけで使用開始できます
• 生産現場でのアットライン使用に適した密閉型ケース
• 使いやすさを追求した設計で、最小限のトレーニングで日常的な操作ができます
• 高度なサンプル管理およびレポート作成機能により、品質ラボに対応可能
• 密閉型ケースに17インチタッチスクリーンモニターを搭載し、ラボや生産現場での簡単な操作を実現
• SSD搭載のWindows®10 Professionalコンピュータにより、コンピュータネットワークへの容易な統合を実現

メリット

• 重要な品質パラメータのデータを約30秒で取得し、品質管理への迅速な対応を可能にします
• 繊維、糖、脂肪酸、でんぷんなどの難成分や、水分、タンパク質、脂肪の分析が可能です
• グラフィカルなインターフェースとモジュール構成による簡単な操作で、日常的なオペレーターのトレーニングは最小限で済みます
• 最小限のサンプル処理で測定可能
• 有害な化学物質や廃棄物がなく、エネルギー消費が少ないため、環境にやさしい
• コスト削減と廃棄物削減により、企業の収益向上に貢献します

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